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暗中の祝祭

暗中の祝祭

 

鬱勃と雲が沸き立つやうに

俺の五蘊場では祝祭が始まった。

五蘊場、其処は頭蓋内の暗中の事だが、

其処には脳があり、

しかし、現在、全てが脳に帰される事に対しての小さな小さな反抗として

敢へて頭蓋内の闇を俺は五蘊場と名付けた。

 

頭蓋内の闇は、時空間の場として

唯単に脳と言ふ構造をしてゐるに過ぎないとの見地に立ち、

頭蓋内の闇を五蘊場と名付け、其処に生滅する念こそが

死後をも生き続けるものとして

つまり、怨念もその一つとして

未来永劫に亙って存在し続けるのだ。

 

さて、五蘊場で始まった祝祭は、

果たして何を祝ってゐるのか。

 

俺は存在と言ふ言葉には何とも直ぐに反応し、

五蘊場がざわつくのだ。

多分、五蘊場の念の一つが存在と言ふ言葉を発した筈なのだ。

その言葉を端緒として五蘊場では核分裂反応が連続して続くやうに

不意に存在と言ふ言葉が五蘊場に出現した事で、

五蘊場に棲む異形の吾どもが

快哉の声を上げ、祝杯を挙げてゐるのか。

 

酒を呷るやうに毒薬を飲みながら

痺れる頭蓋内の脳髄。

 

頭痛が始まった。

 

何の事はない、

五蘊場に棲むと言ふ異形の吾どもの祝祭に

俺のみ除け者となってゐるこの状態に、

何処か寂しさを覚えつつも、

俺は俺で、ご満悦なのかもしれぬ。

 

つまり、俺は、五蘊場がらんちき騒ぎをする事を

ぢっと待ってゐたのたのに違ひないのだ。

 

さあ、俺も祝杯を挙げよう。

そして、五蘊場に乾杯。

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