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思索、詩、アフォリズム

疲弊

疲弊

 

やがて夜の帳が落ちる頃、漸く目覚めつつも、未だに疲弊していた此の心身には睡眠不足は否めず、何かを貪り食って再び眠りに落ちたのだが、夢魔が夢世界を攪乱し、この意識なる不可思議な存在を《吾》と名指す以前に、夢魔は「私」らしい意識、つまり、自意識なる《もの》を追ふのである、その時、自意識は夢現の境に宙ぶらりんにありながら、余りの疲弊に意識は意識にのめり込むやうに潰滅を始める、そんな苦痛に意識は置かれると最早意識が屹立するには手遅れで、意識は無意識に溶け込む、さうして無意識に鬱勃と生滅する「私」の《異形の吾》は今も幽かに残っていた《吾》為る意識の断片を喰らっては、一息つくのである。

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