黙考のしじま

思索に耽る苦行の軌跡

常在、灼熱地獄

常在、灼熱地獄   いよいよ現世が灼熱地獄の様相を呈してきた。 この酷暑は現世を生きる人人が罪を犯してゐるといふ証左であり、 地球の気候変動は、現世の人人に対する地獄の責め苦の一つである。 これから夏は更に暑く、冬は更に…
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2018年8月6日 1

開眼(かいがん)

開眼(かいがん)   生殖器たる花のやうに此の宇宙が開眼してゐるとすれば、 おれは此の身の恥辱に堪へられるであらうか。 直截に言へば存在することは恥辱以外の何ものでもない。 何故ならどう足掻いたところでおれは不完全な存在…
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2018年7月30日 0

退隠

退隠   現はれては直ぐにその姿を消し、 闇に退隠する表象群に対して さて、困ったことにおれは、 一体おれ自身と表象群のどちらが、 闇に退隠してゐるのか最早解らぬのだ。 趨暗性なおれは絶えず闇の中に身を隠し、 さうしなけ…
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2018年7月29日 0

あの日のやうに

あの日のやうに   もんどり打って奈落の底に落ちるやうに 一歩歩く毎に腰が砕けるこの感覚は、 最早一生消えることはないでせう。 それは額に捺された焼印の如く 罪人の徴として重く私にのし掛かるのです。 もうあの日のやうに …
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2018年7月22日 0

ものの有様 六

ものの有様 六   そのやうに依存性がある情報は何処まで行かうが《もの》の偶有性を経巡るのみで《もの》の本質へは届かぬのであるが、つまり、仮想現実は《もの》の偶有性のみで成り立ってゐるのであって、其処に《もの》の本質を探…
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2018年7月9日 0

穴凹

穴凹   黄泉の国が出自のものたちがゆらゆらと揺れてゐる。 彼らは既に自分の居場所を見失ってゐて、 行燈の如く淡く光を放ちながら、 己の肉体を出たり入ったりを繰り返し、 さうして黄泉の国に流れてゐる時間を計ってゐる。 そ…
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2018年7月8日 0

孤独を嗜む

孤独を嗜む   でっち上げた虚構といふ過酷な世界に《吾》を放り込んで、 あれやこれやと《吾》をいびりながら、 《吾》が不図漏らす呻き声に耳を傾ける時、 俺はブライアン・イーノの音楽を流すのが流儀で、 ざまあ見ろ、と《吾》…
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2018年6月24日 0

衰滅する時の断末魔の醜悪さ

衰滅するする時の断末魔の醜悪さ   衰滅するものは、 それだけで背筋をピンと伸ばし、 最期に黙礼をして此の世から去るのが筋といふものだ。 それを怠って最期に断末魔を発するのは、論外である。 衰滅する時、それが如何に無念で…
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2018年6月17日 0

ゆるして

ゆるして   ――ゆるして。 かう書き残して虐待死した幼児の その小さな小さな小さな胸に去来したものを 果たして抱へられ得る現存在がどれ程ゐるのか不明ではあるが、 唯、死を以てしてもその願ひは叶ふことなく、 決して赦され…
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2018年6月16日 0

誰の為にぞ

誰の為にぞ   さうまでしておれ自身を追ひ詰めるのは誰の為にぞ、と問ふたところで、 その愚問に答へる馬鹿らしさに苦笑ひするおれは、 所詮立つ瀬がないのだ。 恥辱に塗れてやうやっと息が継げるおれは 何ものか解らぬ幻影をぶん…
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2018年6月11日 0
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