月別: 2016年10月

思索に耽る苦行の軌跡

時間の矢なんぞ嘘っぱちである

時間の矢なんぞ嘘っぱちである   時間を特別扱ひして、 それが虚時間だとしてもその有り様は一次元に収めてしまってゐるので、 其処から時間は”時間の矢”として表象されるのであるが、 時間は経過した差異により数値化される。 …
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2016年10月31日 0

誤謬する差異

誤謬する差異   数学が抽象的故に信頼を持ち得ると言ふ誤謬を もう哲学者を名乗る以上は哲学者は気が付かなければならぬ。   何でも数学に還元する悪癖は、 哲学者によく見られる誤謬の一つなのだが、 抽象的でありな…
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2016年10月30日 0

連続は維持すべきものなのか

連続は維持すべきものなのか   おれがおれであることを”連続”したものとして認識するおれは、 決定的に何かが欠落してゐると思へ。   それが此の世に対するおれの最高のもてなしなのだ。 おれが連続してゐるなんぞま…
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2016年10月24日 0

乖離性自己同一障害といふ病

乖離性自己同一障害といふ病   おれと言ふことに途轍もない屈辱を感ずるおれは、 もう手遅れに違ひない。 それを仮に乖離性自己同一障害と名付ければ、 この病はキルケゴール曰く処の「死に至る病」の変種に過ぎぬのかも知れぬ。 …
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2016年10月23日 0

焦燥

焦燥   何をそんなに急ぐ必要があるのか。 此の焦燥感は何ものも留めることはできぬのか。 それとも、このおれと言ふ存在に我慢がならぬのはまだ善としても、 おれが焦燥感に囚われて、 無鉄砲なことを何時しでかすかと杞憂に囚わ…
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2016年10月23日 0

ぼんやりとした恐怖

ぼんやりとした恐怖   そこはかとなく、心の奥底から湧いてくる幽かな感情は恐怖だったのかも知れぬ。 おれが此の世に存在することの意味を問ふ馬鹿はもうせぬが、 存在するだけで恐怖を感ずるのはとても自然なことなのかも知れぬと…
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2016年10月17日 0

土壺に嵌まる

土壺に嵌まる   こんなところに土壺が口を開けてゐたなんてちっとも思はなかったが、 しかし、本心ではそれを期待してゐた己の浅はかさに自嘲するのである。 しかし、外部へちっとも視線が行かぬおれの欠点は、 中原中也のやうな詩…
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2016年10月16日 0

初秋の憂鬱

初秋の憂鬱   初秋の風がゆるりと吹くと、 おれはどうしよもなく憂鬱になる。 朝日が登る様をぢっと凝視しながら、 まんじりともせずに眠れなかった夜明けに、 ぐったりと疲れ、 ひねもす疲労困憊なのだ。   そんな…
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2016年10月10日 0

悲歌

悲歌   ちっとも哀しくないのに 頬を流れる涙は塩辛くて、 切なさばかりが際立つ。   何故泣いてゐるのか さっぱり心当たりはないのであるが、 さうしてゐても夕日は沈んでゆく。 たゆたゆと夕日は沈んでゆくのだ。…
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2016年10月9日 0

闇の中の祝祭

闇の中の祝祭   何処とも知れずに湧いてきた「魔のもの」たちの祝祭が 漆黒の闇の中で始まった。   それは欧州でのワルプルギスの夜と呼ばれるものに近いのかも知れぬが、 極東のこの島における漆黒の闇の中の「魔のも…
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2016年10月3日 0
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