月別: 2016年11月

思索に耽る苦行の軌跡

渺渺と

渺渺と   時に意識を失ふことがあるが、 その時の渺渺たる感覚は何処に源泉があると言ふのだらうか。 既に無意識なる言葉を信じてゐないおれは、 その時の意識状態を意識溶解と呼んでゐる。   何処までも膨張する意識…
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2016年11月29日 0

意識の居所

意識の居所   緩やかに眠気が襲ふ中、 さて、意識は何処にあるのであらうかと自問す。 果たせる哉、意識は頭蓋内の脳と言ふ構造をした五蘊場にあると言ふのは 単なる先入観でしかなく、 気があるところに意識は遍在してゐるに違ひ…
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2016年11月27日 0

アイロニーな存在でありたい

アイロニーな存在でありたい   誤謬であることを承知しながらも それを呑み込みながら、 おれの存在を存続させるアイロニーに自嘲しつつ、 それでいい、と自分に言い聞かせながら おれは心底アイロニーな存在でありたい。 &nb…
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2016年11月24日 0

言霊の残る国において

言霊の残る国において   国旗に文字を書くのは多分この極東の島国の人間のみだと思ふ。 他国では国旗に文字を書くなんて禁忌なことで全く考へられないことなのだらう。 つまり、日の丸には魂が宿り、また言葉にも魂が宿る、 つまり…
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2016年11月23日 0

赤裸裸に

赤裸裸に   何ものも素面であると言ふ此の世界は、 何ものも赤裸裸にその存在を表出してゐるのといふのか。 それともお互ひに対して畏怖を以て赤裸裸なることを強要されてゐるのといふのか。   何ものも諸行無常の中に…
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2016年11月21日 0

欠伸をせしものは

欠伸をせしものは   ぼんやりとしてゐると 何ものかが   ――ふぁっ。   と欠伸をしてゐるのにも気付かずに、 微風が頬を掠める仄かな感触にはっとする。 その感触は、といふと、実に気色が悪いもので …
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2016年11月20日 0

魔の手

魔の手   奇妙な皺を刻んだ其の手は、 老人の手のやうであったが、 いきなりおれの胸ぐらを掴んではあらぬ方へと抛り投げた。   おれは、あっ、といふ声すら出せぬままに、 その魔の手が投げつけた場へと投げ捨てられ…
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2016年11月19日 0

十六夜の夜に追ひ込まれて~SEX時において~

十六夜の夜に追ひ込まれて~SEX時において~   吸ひ込まれるやうに 女の裸体にむしゃぶりつきながらも、 心ここにあらずのおれがゐた。   それでも女の裸体から発せられる媚薬の匂ひに誘はれて、 男性器はおれの虚…
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2016年11月16日 0

至福

至福   何に高揚してゐたといふのか。 人生のどん底にありながら、 思考は固着し、 感情の起伏は消え、 何に対しても感情は平坦なままのそんな状況下で、 おれは絶えず高揚してゐたのだ。   どん底といふものは一度…
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2016年11月14日 0

渇仰

渇仰 飢ゑてゐる時ほどに寒寒と身体が冷えつつも、 眼光だけは鋭く、 何ものも逃してはならぬといふ覚悟の下、 おれはまだ、それを渇仰してゐるのか。 それとは所謂、素顔のおれなのであったが、 そんなものは既に鏡越しに見ている…
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2016年11月13日 0
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