カテゴリー: 思索,アフォリズム,詩 泥沼の猜疑心 投稿日: 2019年3月25日 作成者: 積 緋露雪コメント それは何処までも行っても切りがない猜疑心であった。 《吾》が一度《吾》に対して猜疑を抱くと その蟻地 続きを読む
カテゴリー: 思索,アフォリズム,詩 地獄再生 投稿日: 2019年3月25日 作成者: 積 緋露雪コメント 永らくその《存在》に対して万人が白い目で見てゐた地獄が遂に再生した。 そもそも地獄なくして、此の世に 続きを読む
カテゴリー: 思索,アフォリズム,詩 森羅万象の苦 投稿日: 2019年3月24日 作成者: 積 緋露雪コメント 何処からか何《もの》かの懊悩の声が絶えず聞こへて来る此の世において、 森羅万象はその懊悩の声に呼応す 続きを読む
カテゴリー: 思索,アフォリズム,詩 頭を擡げし《もの》 投稿日: 2019年3月24日 作成者: 積 緋露雪コメント 徐に頭蓋内の闇たる《五蘊場》で頭を擡げた「そいつ」は 蟷螂のやうに鎌で獲物を摑まえる如く、 また、カ 続きを読む
カテゴリー: 思索,アフォリズム,詩 かの者 投稿日: 2019年3月24日 作成者: 積 緋露雪コメント かの者は今も尚、十字架に磔にされて、人間の為の晒し者となってゐる。 何故、基督者はかの者を十字架から 続きを読む
カテゴリー: 思索,アフォリズム,詩 ∞次元の時間 投稿日: 2019年3月22日 作成者: 積 緋露雪コメント 誰が時間を数直線の如き一次元と決めたのか。 そもそもの間違ひが其処に《存在》する。 時間もまた、《存 続きを読む
カテゴリー: 思索,アフォリズム,詩 疲弊 投稿日: 2019年3月22日 作成者: 積 緋露雪コメント やがて夜の帳が落ちる頃、漸く目覚めつつも、未だに疲弊していた此の心身には睡眠不足は否めず、何かを貪り 続きを読む
カテゴリー: 思索,アフォリズム,詩 紫煙に見(まみ)える 投稿日: 2019年3月22日 作成者: 積 緋露雪コメント ゆっくりと煙草の紫煙を深呼吸するやうに吸うと やっと人心地がつく此の悪癖に、 「煙草は体に毒」だから 続きを読む
カテゴリー: 思索,アフォリズム,詩 哀歌 投稿日: 2019年3月22日 作成者: 積 緋露雪コメント チェンバロの哀しげな旋律に誘はれるやうに むくりとその頭を擡げた哀しみは 胸奥に折り畳まれてある心襞 続きを読む
カテゴリー: 思索,アフォリズム,詩 無限を喰らふが 投稿日: 2019年3月21日 作成者: 積 緋露雪コメント 此の渺茫たる虚無は何処からやって来たと言ふのか。 確かに無限を喰らった筈なのだが、 どうしやうもない 続きを読む