そして《吾》は堕落する

投稿日: 作成者: 積 緋露雪
にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村 ポエムブログへ
ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村 小説ブログ 純文学小説へ
ツギクルバナー
――さて、《吾》は何処へとやって来たのだらうか?


辺りを見回しても《吾》の周りには何も《存在》せず。
そこで、《吾》は日陰に隠れて、
《吾》を島尾敏雄のやうな手捌きで《吾》自体を裏返してみては
《吾》を海鼠と同じ《存在》に変容したかのやうな錯覚の中、
――これは「夢」の中なのか?
と、独白しては、「えへら、えへら」と力ない嗤ひに《吾》なる《もの》を唾棄するのだ。


――何が堕ちて行くのだ! 《吾》は此処ぞ。そして、《吾》は確かに《存在》したのだ!


たが、《吾》から立ち上る白い影は精霊になり得ることを確信したやうに
断固として《吾》を投げ捨て、そして、《吾》を天日干しするのだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です