一度自己の存在に対して疑惑が生じると その疑心暗鬼は何処までも膨らみ 吾を存在の断崖へと追ひ詰めずに 続きを読む
無意識、若しくは前意識を疑ふ
存在に果たして無意識、若しくは前意識といふ意識状態は存在するのであらうか。 思ふに、もしかするとそれ 続きを読む
もう思ひ出の中にしか生きてゐないものが恋しくて
お前に会ひたくて おれは瞑目するが、 おれの胸奥深くでは、 お前はもう年を取ることを止めてしまひ、 続きを読む
落ちる落ちる何処へと落下するのか
ぐしゃりとひしゃげた黒い太陽を 真正面に凝視しながら、 吾は何処へと落下するのか。 その時に頭に過る 続きを読む
脈絡もなく鬱勃と湧く言葉群の緩やかな繋がり
ぼんやりとしてゐる時間がなんとも愛おしい私は、その時、意識上に鬱勃と湧き上がってくる脈絡のない言葉群 続きを読む