夢見てゐる時、 主体は夢での出来事を何の疑念も抱かずに 夢での出来事を全肯定するが、 それは詰まる所 続きを読む
不信に潜む吾がどす黒いものよ
一度芽生えてしまった不信は 行き着くところまで行かないと その不信の底に流れてゐるどす黒いものは見え 続きを読む
私は太宰治も三島由紀夫も大嫌ひだ
太宰治のやうに軽軽しくは 「生まれてきてすみません」 とは言へぬ私は、そもそも太宰が大嫌ひだ。 とは 続きを読む
残酷で芸術的な殺戮は人間の本能なのか
また、無差別殺人が起きたが、 何時から人は独りで自死する忍辱の美学を美学と思はず、 派手な無辜の人達 続きを読む
考へる事に対して信を置くのは余りに楽観的過ぎるのか
考へるといふ事は存在の果たして最後の砦として相応しいのか。 不意に襲ふ思考の陥穽に落ち込む吾に、 吾 続きを読む