ギリシャのデルポイの神託に類似するものとして 私の中では、 映画「2001年宇宙の旅」の暗黒の摩訶不 続きを読む
悪夢に魘(うな)されながらも尚
夢を見てゐるとは薄薄感づいてゐたが、 しかし、それは確信には至らぬ私は、 悪夢の土壺に嵌まってゆくの 続きを読む
追ってゐたのが幽霊だったとしても
本当は得体が知れずに内発してゐるのかもしれぬ《杳体》――これは埴谷雄高の「虚体」では存在の尻尾すら捕 続きを読む
肯ふは歪んでゐる世界なのだ
極度の乱視のせゐもあり、 私の見えてゐる世界は そもそもが像を結ぶ焦点がずれてゐて歪んでゐるが、 そ 続きを読む
往復を繰り返す渾沌の時間が未来を切り拓くか
固有時の内実を見れば その内部で固有時は絶えず過去と現在の「私」といふ意識の往還であり、 その往還が 続きを読む
果たして意識には重さがあるのか
仮に意識の生じるのが Neuronニューロンの発火現象に帰せられるのであれば、 それは熱を発する筈で 続きを読む
がらんどうをどうする事も出来なくて
気が付くとおれの意識が宿る場はがらんどうだった。 それを認識したおれがやらなければならぬ事は 自分探 続きを読む