ad
0
(0)
彼女は不意に私の眼前に現はれて、
私を蠱惑の世界へと連れ去った。
何よりも彼女は私を官能的な仕草で誘惑し、
私はといふとその誘惑に素朴に溺れた。
何であらうか、
彼女は直ぐさま裸婦に姿を変えて、
私の唇に唇を重ねた。
私は彼女を撫で回し、そして、彼女の柔らかい胸を弄り、
さらには、太腿を撫で回した。
私が触れる度に彼女は喘いで、更に私を誘ふのだ。
彼女の秘めたるところは既に濡れてゐて、
いつでも私を受け容れる準備は出来てゐたのだが、
私はといふと小賢しくも彼女焦らすのだ。
さうすると、彼女は私の秘めたるものを強く握り、
さうして色っぽく嗤った。


――あなたはまだ、子どもね。可愛い。


と、彼女が私の唇を嘗めながら囁いたのだ。


私は尚も貪るやうに彼女の肉体を求めて、
なり振り構はず彼女を愛撫した。
すると彼女は笑ひ転げて、
私の秘めたるものを弄った。
さうして、有無を言はせず、
私のものを彼女に挿入し、
私の上へと覆ひ被さってきた。
更に、腰を振る彼女は、
更に喘ぎ声を上げながら、
私のことなど目もくれず、
独り、己の官能の愉悦に溺れてゐた。


――ああっ。


と一言喘ぐ度に、彼女はその姿の正体を次第に現はし、
真白き柔肌の妖精(ニンフ)へと変身を遂げたのだ。


私はといふと、何の事か理解出来ず、
しかし、官能が醸し出す愉悦に溺れた。


――ああっ。


彼女の其処はひくひくとひくついて、
私のものに吸ひ付き、
何やら官能的な香りを漂はす。
その香りにやられた私は、一気に絶頂を迎えて、射精した。


すると妖精はけらけらと嗤ひ、
しかし、顔を赤らめながら、痙攣してゐるやうにも見えたのだ。


彼女は私の子どもが欲しかったのか。
それとも単に誑かしたかっただけなのか。
しかし、そんなことなどどうでもよく、
眼前に横たはる彼女は、次第に真白き球体に変化し、
そして、何処にか消えた。


これ以来、彼女はたまに私の眼前に現はれては、私の精液を吸ひ取って
そして、姿を消すのだ。


しかし、これが夢だと言ふ証拠がないだけで、
何時も官能的な香りを残す彼女が妖精だと言ふ証拠もないのだが、
こんな私に都合がいい女は此の世に存在する筈がなく、
私はこれは白昼夢でしかないと割合割り切って生活してゐるのだ。

How useful was this post?

Click on a star to rate it!

Average rating 0 / 5. Vote count: 0

No votes so far! Be the first to rate this post.

(Visited 20 times, 1 visits today)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です