ふらふらーん、ふらふらーんと、
独楽がもうすぐ倒れるやうに
吾と言ふ意識もまた、吾からふらーんと揺れ動きふらつきながら、
吾から食み出ることの快感により眠りに就かうと吾を見失ふその瞬間に
吾は何処へ飛び立つのか。


そこにデカルトのcogito, ergo sum.の限界がある。
吾思はず、それでも吾あり。
これがデカルトの誤謬を露はにする一つの瞬間である。
さあ、意識を持たずして吾は眠りに沈降するのだ。
吾の思ひは吾を軽軽と超える。
デカルトの謂を正確に言へばさう言ふ事だ。
さあ、飛び立たう、夢の世界へ。

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