確かにParadigmパラダイム変換が起きてゐて
その暴力的なまでの変容に
誰もが身をすく
不安に打ち震へてゐる。
そんな不安ばかりが先立つ
暗い未来予測だからこそ
独り吾の身命は燃え盛る。
今この時に身命を燃やさずして
何時燃やすといふのか。
当事者といふ特別に選ばれし吾、
其は波紋も美しい日本刀のやうに
ぎらりと輝いたかと思ふと
一閃抜刀のもと、暗き未来を惨殺す。
それでも尚、未来は暗き衣を着てゐて
吾を蔽はんとするが、
吾はまた、一閃抜刀のもと、再び暗き未来を惨殺す。
さうして吾は更に燃え盛る。
その勢ひが凄まじさを加へると、
暗き未来は吾に触れずして焼尽す。
だからと言って未来は決して明るいものではなく、
薄明の中の濃霧のやうに
全く先が見通せぬが、
それはそれで乙なもの。
燃え盛る吾が光源となり、
未来を照らさぬ内は
未来は決して拓かれぬ。
燃ゆる燃ゆる吾は燃ゆる。
さうしてやうやっと未来は少し拓かれる。