青年の流行病はやりやまひの如き自同律に
今以て膠着する吾は
もしかするとその内心の奥底では
「私は高尚なことをしてゐる」
などとふんぞり返った選民思想に毒されてゐないか、
と、思はざるを得ぬこと屡屡である。
自と他の差異を暗黙の了解として繰り広げられる
自同律の涯なき思索は
約めて言へば、何の事はない
――こんなにも嫌ひな自分が好きで好きで仕様がない。
といふことに尽きる。
この矛盾した己に対する感情のAmbivalentアンビヴァレント
振り回される快感が蜜より甘いのである。