思索，アフォリズム，詩

暗鬱を抱へてしまったこの重重しい体軀を引き摺るやうにして 真夜中の夜道を彷徨ひ歩いてみるが、 まだ昇 続きを読む

若手現代作曲家、平川加恵さんのブラームスをモチーフにした作品 「私的夜想曲 Secret Noctu 続きを読む

何時の頃か知らぬが 哲学といへば分析哲学のことと同義語になったこのご時世で、 ――それって単なる言葉 続きを読む

逃げるが勝ちではありませんが、 現状から逃げるのは致し方ないと思はれるのです。 それといふのも現状維 続きを読む

何度足を掬はれれば解るのだらう。 狡猾極まりない吾は隙あらば私の足を掬ひ、 私が素っ転ぶのを見ては 続きを読む

それはシュメール神話における金星を意味し、 愛と美、戦ひ、豊穣の神の名でもあります。 それを具現化し 続きを読む

こんな世だから尚一層あなたが愛おしい。 お互ひに会へない時間が長く続くが、 それだから尚のこと、あな 続きを読む

いくら嘆いたところで、 質量を持ったものが光速に限りなく近い速度で動けぬ以上 もう二度と過去へは戻れ 続きを読む

死の中を彷徨ひ歩くのに似て、 これまで強制的に封じ込めてきた死が溢れ出した現世において、 人類は自然 続きを読む

　然し乍ら、倉井大輔の内部に棲む異形の吾どもが奢ってゐるとは思えず、敢へて言へば奢ってゐるのはどちら 続きを読む