黙考のしじま

思索に耽る苦行の軌跡

孤独を嗜む

孤独を嗜む   でっち上げた虚構といふ過酷な世界に《吾》を放り込んで、 あれやこれやと《吾》をいびりながら、 《吾》が不図漏らす呻き声に耳を傾ける時、 俺はブライアン・イーノの音楽を流すのが流儀で、 ざまあ見ろ、と《吾》…
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2018年6月24日 0

衰滅する時の断末魔の醜悪さ

衰滅するする時の断末魔の醜悪さ   衰滅するものは、 それだけで背筋をピンと伸ばし、 最期に黙礼をして此の世から去るのが筋といふものだ。 それを怠って最期に断末魔を発するのは、論外である。 衰滅する時、それが如何に無念で…
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2018年6月17日 0

ゆるして

ゆるして   ――ゆるして。 かう書き残して虐待死した幼児の その小さな小さな小さな胸に去来したものを 果たして抱へられ得る現存在がどれ程ゐるのか不明ではあるが、 唯、死を以てしてもその願ひは叶ふことなく、 決して赦され…
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2018年6月16日 0

誰の為にぞ

誰の為にぞ   さうまでしておれ自身を追ひ詰めるのは誰の為にぞ、と問ふたところで、 その愚問に答へる馬鹿らしさに苦笑ひするおれは、 所詮立つ瀬がないのだ。 恥辱に塗れてやうやっと息が継げるおれは 何ものか解らぬ幻影をぶん…
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2018年6月11日 0

誰でもよかった

誰でもよかった   ――誰でもよかった。 また、自殺願望者が無差別殺戮を理不尽にも断行した。己の手で自死出来ぬその未練たらたらな生への執着が無差別殺戮の凶行へと駆り立てたのであるが、そのやうに彼を駆り立てた本当の正体は、…
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2018年6月10日 0

それでも壁を叩く

それでも壁を叩く   眼前に立ち塞がる巨大な巨大な壁を前にして おれはそれが無駄な足掻きに過ぎぬと知りながら、 どうあっても素手で叩いてぶち破る妄想のみ抱き 狂気の人と化して蜿蜒と叩き続ける。 壁といふものは誰にも存在す…
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2018年6月4日 0

水底で揺るてゐるやうな

水底で揺るてゐるやうな   ぐにゃりと奇妙に歪んだ太陽を仰向けで眺めながら、 その柔らかい陽射しに揺らめく炎を眺めてゐるやうな 何となく慈しみに満ちた雰囲気に抱かれたおれは、 溺死した死体に過ぎぬ。 然し乍ら、閉ぢられる…
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2018年5月28日 0

「自分らしく」に潜む欺瞞性

「自分らしく」に潜む欺瞞性   「個性、個性」と叫ばれて喧しいが、 個性なんぞが人間にある筈がない。 人間が、例へば犬になるのであれば、それは個性であるが、 しかし、人間が人間である以上、其処に個性なんぞある筈はない。 …
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2018年5月26日 0

生きる

生きる   仮令、天使を鏖(みなごろし)にしても それが生きる正しい道ならば 迷はずそれを実行し、 何としても生きるのだ。 手を穢すことを厭はず 何食はぬ顔をして 平然と天使を鏖にし、 ホモ・サピエンスならばホモ・サピエ…
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2018年5月21日 0

霞を喰ってでも

霞を喰ってでも   到頭、金が底を尽き、 後、一月の間、飲まず食はずの生活を強ひられるが、 それでもおれは楽観的だ。 所詮、生活のことなど取るに足りぬ問題でしかなく、 そんな窮乏の状態にあってもおれは、 尚も問はざるを得…
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2018年5月20日 0
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