正月や冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし

正月や冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし   ぢっと瞑目しながら 一休宗純の正月に杖の頭に髑髏を設(しつら)へて 「ご用心、ご用心」と叫びながら町を練り歩いたその思ひに 共感を覚えて仕方がない私は、 後、何回正 […]

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苦悶する吾はその事に快楽を感じてゐる

苦悶する吾はその事に快楽を感じてゐる   例へば歯痛が快楽と言い放ったドストエフスキイのやうに 苦悶する吾はその事に快楽を感じてゐるものなのだ。 苦悶がそもそも吾の有様に対する憤懣に過ぎぬとして、 ――はっはっはっ。 と […]

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漠然と――ヘーゲルのまやかし

漠然と――ヘーゲルのまやかし   何故にそんなに漠然とした書きぶりなのか。 思考したものの外濠を埋めるやうにして攻め立ててゐるのかも知れぬが、 ヘーゲルの筆の走り具合が途轍もなく曖昧模糊としてゐるのだ。 それで何かを掴ま […]

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野分け

野分け   現在は衛星写真で逐一その渦動する積乱雲群の様が解り、 直撃しても被害は少なくなったとは言へ、 野分け、つまり、颱風は今も畏怖の対象であることに変はりはない。 しかしながら、あの渦巻きは何と美しいのだらう。 渦 […]

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